ギターのメンテナンスをしよう!
2017年になりました!ということでメインギターのメンテナンスをしましたよ!
せっかくなので、僕流のやり方をシェアしてみようと思います。
基本的にだれかの受け売りです!笑
※あくまでも僕流なので、真似する時はくれぐれも自己責任ってやつでお願いしますね~
用意するもの
・六角レンチ
・ドライバー
・弦巻くやつ(名前わからない)
・シルバー磨き粉
・スチールウール
・布、キョンセームなど
・指板用オイル
・コンパウンド(今回は使いませんでした)
そして、一番役に立つのはコチラ!
歯ブラシ。
リンク張っとこ…
歯ブラシで掃除
歯ブラシですから。細かい所までスイスイ入り込んでキレイにしてくれます。
普段弦が張ってあると、なかなか細かい所に溜まったホコリなんかは掃除しにくいですよね~
ナットまわり…
フレットの隙間。(ここは汚い!)
サドル、ブリッジピンのまわり…
便利でしょう?歯ブラシ!未使用のが一家に一本くらいあるはず!早速試してみてください~
ペグの緩みを見逃すな!
ここで使うのは六角レンチとドライバー。
ペグによってサイズが違うので、ダイソーとかでサイズの合うのを見つけてくださいね~
これがかなり効果アリなんです。
こんな些細な事で音がかなり良くなりますよ!
もちろん、元々緩んでなかった人には効果が少ないかもですが、生徒のギターを預かると、何年もペグのナットを締めて無い人がほとんど。
当然、ゆるゆるです。
ここを締めると、低音弦のハリが出ます。やったことない人にはとにかくおすすめ!!
ペグの裏側のネジも緩むのでドライバーで軽く締めておしまい。
フレットを磨くぞ
用意するのはスチールウール
出来るだけ目の細かいものを用意します。
このくらい
で、ゴシゴシ!みるみるうちにピカピカになりますよ~
※注意その一
上の画像では、指板にマスキング等の処理をせずに施工しています。これは多分あまり良くないです。指板に少なからず傷がつくと思います。
僕はいつもしていませんが、理由はめんどくさいからです。真似すんなよ!!
こういう便利なのがあるみたいです。買おうかな…
※注意その二
サンライズS2などのマグネティックピックアップを付けたまま施工すると、ピックアップに金属粉が大量に付着して、除去するのがエライ面倒です。
スチールウールは金属、マグネティックピックアップは磁石!おわかり頂けただろうか。
ピックアップを外してから施工する、もしくはピックアップ自体をマスキングしてしまう、のどちらかがいいと思います!
※追記
埼玉県のギター工房「CanalGuitars」さんがアドバイスをくださいました!感謝!
RT2>ピックアップへの配慮について、非常に大事です。スチールの付着は磁気変化しますので完全リムーブが必要です。除去せず弾くと、歪んで聞こえることもあるほどです!
— CGCofficial (@CanalGuitarsCo) 2017年1月4日
エアーダスターが最強ですが、缶タイプのダスターはNGです。有機溶剤なのでプラスティック破損や塗装ダメージになります!
RT> マスキングに関しての補足をさせていただきますと、基本はマスキングしましょう。中古品を購入してきて手垢やサビ、カビのひどい場合はあえてしない場合も多いです。その際は木部は縦方向にするとヨシです。
— CGCofficial (@CanalGuitarsCo) 2017年1月4日
スチールのマスキングがあると日々のメンテには超便利!
スチールウールだけでも結構きれいになるんですが、更にシルバーアクセサリーなんかを磨く磨き粉、チューブ、磨き布…色々あると思うんですが、コレで仕上げをします。
僕が使ってるのはチューブタイプの歯磨き粉みたいなのですが、もっと使いやすいのがあると思います。
チューブタイプのは、昔一瞬バイトしたシルバーアクセサリー屋さんの店長が夜逃げして、店長代理的に40連勤した挙句倒産したときにかっぱらってきた 頂いてきたものです。十数年使ってますが減る気配がありません。
ピカピカになるだけでなく、ビブラートで引っかからないし、音色も明瞭になります。エリクサーなどのコーティング弦は、フレットに当たる部分からコーティングが剥がれて行くので、できるだけ滑らかにしておきたいですよね!
指板をクリーニング!
僕が使ってるのはコチラのオイル
埼玉県入間市|ギター工房|Canal Guitars Company
蝋蜜配合で保湿効果が高い!とにかく良いにおいします、パンに塗ったら絶対美味しいと思います。
非常によく伸びるので、一度の使用量はこのくらいで充分です。(フレットきれいでしょう?)
それをキョンセームなどのクロスで伸ばして汚れを落としつつゴシゴシ。
満遍なく磨いたらこんな感じに!
見た目も美しくて保湿も出来る!
ここまで来ると、非常に達成感があります。笑
キョンセームについて
ギター磨きのクロス(布)は沢山出ていて、値段もピンきり。
中でもキョンセームが個人的には好きです。たしか小鹿の皮?だったと思います。
乾拭きするだけでつやが出るので愛用してます。
ただ、ギター用は結構高いです…¥3,000~¥5,000します。
コレ、ホームセンターのカー用品コーナーに売ってるんですよ!
洗車の仕上げにもキョンセームは最適らしいですね。
値段はなんと¥300程度
質というかグレードみたいなものは多分劣るんでしょうが、ギター用と比べてどこか劣るとは感じないです。あくまで主観ですが。
僕はカインズホームっていうホームセンターで買ってます。
皆さんのご近所のホームセンターも、ぜひカー用品コーナーをチェックしてみてください!
弦を張る
遂にここまで来ました。ラスボスです。
弦交換が苦手、手順がよくわからない、って人は意外なほど多いです。
楽器屋さんでも一回¥100で弦交換してるところがあるようです。
今回は「僕なりの」弦交換を解説いてみます。
僕なり、と言っても先輩ミュージシャンが雑誌で解説いていた方法、プロのリペアマンがブログに書いていた事…いろんな要素を僕なりに噛み砕いて…という感じです。
僕が考えたわけではないですよ~
はい!先日Twitterに投稿した弦交換動画です。
新春弦交換動画 pic.twitter.com/d4gZ4mPHhA
— goh (@goh1090) 2017年1月1日
コレ見れば巻き方は大体わかりますよね!出来るだけ弦を折り曲げたり、変な癖をつけずに張れたらいいですね。この巻き方は弦を外す時にも楽チンですよ~!
動画には無い部分を…
ボールエンドの部分のここ。二重になってるところです。
ここを…写真の向きで折り曲げる!
で、この向きで差し込む!
これだけで、ボールエンドがしっかりブリッジプレートに固定されて振動のロスが少ない(気がします)
僕は毎回こうするようにしてます~試してみてくださいね~
最後に弦を伸ばして完成!
この工程はかなり大事です。
チューニングが安定するのが早くなりますし、チューニングのズレも少なくなりますね~
いつも12フレットの辺りでつまんで伸ばしてます。最初は加減がわからないと思いますが、おそるおそる、少しずつ…で正解だと思います。
だんだん慣れてきてワイルドに引っ張るようになります!笑
完成!
きれい~!!!
最後に
一通り僕がいつもやっているメンテを解説してみました。
これが正解ではないかもしれないし、増して僕はメンテのプロではないので間違いもあるのかもしれません。
が、一応これで10数年トラブルが出たことはありません!真似する時はくれぐれも気をつけて…笑
最後に、僕がお世話になってる工房、参考にしたサイトのリンクを張っておきます。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!